オールドラントを二分する大国の一つ、マルクト帝国。数百年前にキムラスカから独立したこの帝国は、二つの大陸と一つの半島、そして大小の島々から成り立っている。

 そのうちの一つが、オールドラントの北方に位置するシルバーナ大陸―――極寒の地ロニール雪山を頂くこの大陸は、その全土が雪に覆われ、降雪のない時期の方が少ないと言う厳しい土地柄である。

 しかし唯一の街であるケテルブルクは先々代の皇帝カール三世時代に貴族の保養地として整えられ、今日では富裕層向けの豪奢なホテルやカジノ等の遊興施設が立ち並び、マルクト国内はもちろん、ダアトの高官やキムラスカ貴族すらもお忍びで訪れる大都市である。ホド戦争中はカジノも閉鎖され(噂では裏の賭場では通常通り賭け事が行われていたらしいが)どこか閑散としていた街並みも、ここ1、2年で随分と活気を取り戻しつつあるようだ。

 そしてもう一つの大陸が、オールドラントでもっとも大きく、もっとも豊かな地、ルグニカ大陸である。

 ルグニカ大陸はその肥沃さゆえに長い間マルクトとキムラスカの間で領土争いが行われており、国境線は時代によって上下するが、ホド戦争以降は大陸の中央付近に位置するカイツールを国境とし、その北側をマルクトが、南側をキムラスカが領有するに至っている。

 マルクトの首都・グランコクマはこのルグニカ大陸の北端に築かれた水上都市であり、ルグニカ大陸はマルクトにとって生産力として、そして首都防衛のための緩衝地帯として、二重の意味で生命線と言えた。そのため、グランコクマに至る道筋にはマルクト軍が駐屯するテオルの森があり、世界の食糧庫と呼ばれるエンゲーブのさらに南方にあ交通・軍事の要衝として、城塞都市セントビナーが置かれている。

 周囲をぐるりと城壁で囲まれたセントビナーにはマルクト軍の基地があり、常に一個師団が駐屯していた。グランコクマを始めとして主要都市にはマルクト軍が駐屯しているが、有事には重要な防衛拠点ということで、セントビナーには生え抜きの部隊が派遣され、軍部でも実力のある将軍がその地位を任される。

ホド戦争終結より5年、ようやく両国間の関係が落ち着きを見せつつある現在、この師団を預かるのはケルマン・フリングス中将―――7年ほど前に退役した前マルクト帝国軍元帥マクガヴァンの片腕とも言われた人物であった。

 50代も半ばを過ぎたフリングス中将には遅くに生まれた一人息子がおり、彼は先年グランコクマの士官学校を優秀な成績で卒業し、順調に軍人としての道を歩んでいる。

 そしてもう一人、彼には7年前に養子に迎えた息子がいる。実子より4歳年長の彼は軍人でこそなかったが、独学で譜業を学び、ケテルブルク出身の譜業研究者・ネイス博士と並び称されるほどの科学者となった。その頭脳と奇抜な発想力は天才と呼ぶに相応しく―――そしてその言動もまたある意味では『天才』、すなわち何とかと紙一重と呼ばれるに相応しいものだった。

 その頭脳ゆえに選択の余地もなく軍属にされた『彼』は、しかしその奇矯な言動の手綱を取りきれるものが居らず、やむなく養父であるフリングス中将の監視下に置く意味で、セントビナーの軍基地に研究室を与えられている。しかしフリングス中将をもってすら、件の青年を御しきることは難しかったようで、我が子を叱り飛ばす中将の声が聞こえない日はなく―――いつしかそれは、マルクト軍セントビナー基地の名物の一つとなっていた。

 


 

※※※

 

 

「こらぁ! どこへ行った! ロイドぉ!!」

 今日も今日とて、額に青筋を浮かべたフリングス中将が肩を怒らせて基地中をのし歩いていた。すれ違う軍人たちが、またですか、と言いたげな苦笑交じりの顔でその背を見送っている。

「さっさと出てこんか! 今日こそは許さんぞ!!」

 唾を飛ばさんばかりの勢いで怒声を上げる彼の髪は、ここ数年で加速度的に色味を無くして―――つまるところ白髪になっていっていると評判である。フリングス家のルーツはマルクトでも北方にあるため、その家系には代々銀や白銀など色素の薄い髪が見られるのだが、フリングス中将は嫁に来た母親の血か、濃い茶色の髪をしていた。それがいまや雪を被ったように白くなっており、すっかり後退した生え際と相まって、彼の心労が慮られるというものである。

「ロイドぉぉお! 出てこんかぁあああぁあぁああああ!!」

 ダミ声の絶叫がわんわんと響き渡るものの、これに返る声はない。ぜいぜいと肩を上下させたフリングス中将は、やがてがっくりと肩を落として項垂れた。

「………くっ、また逃げられたか。皇帝陛下に何とご報告申し上げればよいものか………っ」

「中将………」

探し人の行方云々よりむしろ上官の血圧の方が心配ですとばかり、傍らの副官が恐る恐る声を掛ける。

「ロイド少尉も夕方には戻られるでしょうし、お話の続きは………」

「今は昼前だろうが! あと何時間後のことだ!? ………一日中どこをほっつき歩いて居るのか知らんが、あやつは自分の立場というものが理解できておらんのか。陛下もいつまでもお目こぼししてくださるとは限らんのだぞ。それをろくに研究もせんと、あっちへふらふらこっちへふらふら………ッ!」

 フリングス中将の声音には怒りだけでなく、確かに義息子を案じる色もあった。帝国の頂点たる皇帝の不興を買ってしまえば、いくら能力があろうとも一研究者、たちまち死刑台に送り込まれることだろう。軍部ではそれなりの地位にあるフリングスとて、到底庇いきれるものではない。

「………ただでさえ、危うい立場だと言うのに………あの馬鹿が」

 傍らの副官にも聞こえないような小声でフリングスは呟いた。苦渋に満ちた表情でため息をつくと、彼は息子の捜索を切り上げ、自らの執務室へととぼとぼと戻っていった。

 


 

「ざぁんねぇんでしたぁ〜、そんなところにはいないんだよぉ〜」

 その様子を、当の探し人―――かつてロイド・アスプルンドと呼ばれていた青年は、自作のモニター越しに見送って楽しげに嘯いた。その居場所は私室でも研究室でもなく、まして軍基地の敷地内でもない。

 彼がうつ伏せに寝そべっていたのは、セントビナーに聳える大樹・ソイルの木の上だった。そこはセントビナーを一望できるよう作られた木製の展望台なのだが、実のところこの展望台に上るのは観光客など外部の人間ばかりで、街の人間が上ってくることはあまりない。いくら慣れ親しんだソイルの木とはいえ、そこによじ登るのは失礼だ―――ということだろうか。あるいは単に、こんな上のほうまで上ってくるほど暇ではないだけかもしれないが。

 しかしセントビナーで育ったわけではない、それどころか彼自身の認識ではオールドラントすらも異郷であるロイドには、そんな住民たちの微妙な心境など理解できるわけがない。あの手この手で義父や軍人たちの捜索を逃れては、彼はこの展望台や、こっそり作った避難場所へと抜け出していた。

「………いいんですか、ロイドさん。何だか拙いことになってるんじゃ?」

 しかしこの日、ソイルの展望台には彼一人ではなく、もう一つの人影があった。年の頃は14、5歳―――肩まである濃い金髪の、華やかな美少女である。

「いいのいいの、皇帝ちゃんなんかほっとけばさぁ〜。どうせ玉座にしがみつくしか能がない耄碌爺なんだしぃ〜」

 軽い口調ながら、ロイドの言葉の端々に、皇帝に対する侮蔑が滲んでいた。その理由を少女―――ミレイは理解できる。

 かつて彼らが過ごした世界、生まれた国は、絶対的な権力とカリスマを持った皇帝が支配していた。過激な国是を掲げ反発も大きかった神聖ブリタニア皇帝シャルル・ジ・ブリタニアだが、彼が弱体化していたブリタニアを世界一の強国へと育て上げ、ついに世界の3分の1を支配する大帝国にしたのは間違いない。彼は確かに類稀な能力を持つ為政者であった。

 そしてそのシャルルを弑し、帝位を獲った第99代皇帝―――ロイドが彼なりに敬意を払った唯一の皇帝、そしてミレイにとっても最初で最後の主君―――ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアも、抜きん出た才とカリスマを持っていた。

 政略、戦略、統治能力―――何より、確固たる意志。

 それらを兼ね備えた真なる『皇帝』を知っているからこそ、このマルクトを統べる現皇帝など、老いぼれた玉座の案山子程度にしか映らない。ご立派なのは野心と虚栄心くらいだろうか。かつて遠目に垣間見ただけのマルクト皇帝の姿を思い浮かべて、ロイドは肩を竦める。

 そこでふと、ロイドは傍らを見やって首を傾げた。先ほどから譜業をバラしては組み立てていた自分を横目に、ミレイは持参した本を読んでいる。かれこれ2時間ほどは経っているだろうか?

「ところでミレイ君、こんなところにいていいのかい? この時間に暇潰してるってことは、今日は貴重なお休みなんじゃないのぉ?」

 時折この展望台で顔を合わせるミレイが、セントビナーの商家で住み込みで働いていることをロイドは知っていた。ミレイは何だかんだいって能力もあり、要領のいい少女だが、仕事中に何時間も抜け出して本を読んでいられるほど住み込みの奉公は暇ではないだろう。そもそも彼女は、そこまで読書が好きというわけでもないらしい。

 そんなロイドの問いに、ミレイはうんざりとため息をついた。

「遊びに行きたいのは山々なんですけどね。ちょっと会いたくない客が来てるんです。………ほんとは買い物とか行きたかったんですけど」

 年頃の少女としては、せっかくの休みの日くらい、服や可愛い雑貨を見て歩きたい。彼女は決して高給取りではないが、住み込みで生活費の心配が要らない分、多少の余裕はある。

 そんな不満を口にすれば、ロイドは合点がいったと言わんばかりに頷いた。

「あぁ、例のご本家のお使いが来たわけ? あっちもしつこいねぇ」

「まったくです。………勘当したなら勘当したで、潔く放っておいてほしいわ」

 むすっとした顔で、ミレイは愚痴る。

 彼女はロイドと違い、生まれも育ちもセントビナーである。グランコクマに本家を置く、軍の名門の家系に生まれ―――男だったらほぼ強制的に軍人にされていただろうが、幸か不幸か、ミレイは女性だった。

キムラスカではマルクトに比べ、女性の軍人の比率が高い。国や民の気質もあるだろうが、おそらく過去に武名を誇った王女がいたことが大きいだろう。100年近く前に対マルクト戦線で武勲を挙げ、戦女神とまで謳われたそうだ。当代キムラスカ王の一人娘の名前も、この王女に由来しているという。また近年では、およそ10年から20年前にかけて、先々代キムラスカ王の妾腹の娘がマルクトを相手に多大な戦果を挙げている。

一方、マルクトはキムラスカと比べると軍における女性の地位は低い。譜術大国であるため譜術士が多く、第七譜術士などの中には女性も多くいるが、譜術士以外の女性が軍で身を立てるのは難しい。ミレイには取り立てて譜術士としての才もなく、そのため彼女は軍人となるべく教育を受けることはなく、上流家庭の子女としてごく一般的な教育を受けて育ってきた。

 その彼女の人生に転機が訪れたのは、5年前のホド戦争だった。

舞台を南ルグニカ大陸に移して繰り広げられた戦争に彼女の父も参加し、還らぬ人となったのである。その時点で既に母は病死しており、ミレイは近しい肉親を失った。当時ミレイは9歳―――どこかの孤児院に入るか、養子にでもなるか。そんな彼女に舞い込んだのが、本家からの養子縁組の話だった。

本家―――カーティス家は代々優秀な軍人を輩出してきた家系だったが、現当主は現役時代の負傷とその後の高熱で、子供を残すことができない身体となってしまった。近しい親類にも目ぼしい男児がなく、本家ではケテルブルク出身の少年を養子としたのである。

天才的な頭脳と譜術の才を持った彼はマルクト軍に入り、軍人と研究者と言う二足の草鞋を履き、先のホド戦争でも目覚しい戦功を挙げた。本家にとっても、本来ならば諸手を挙げて喜ぶところだっただろうが、その戦いぶりと戦場で骸を漁る奇行から、『死霊使い』などという有り難くない異名を戴く羽目にもなってしまった。

そもそもカーティス家が養子を取ったのは、軍で名声を得るためと同時に、家を存続させていくためでもある。その跡取りであるはずの養子の噂や言動に、一抹の不安を覚えたとしても無理もないことだろう。幸い養子は見目のほうも悪くはなかったが、それ以上に言動が冷徹すぎた。人間味がなさ過ぎるのだ。

そこで、本家はさっさと婚約者を宛がおうと考えたらしい。戦場で万が一のことがないとも限らないし、やることをやって子供さえもうけてくれれば、後は家名を損なわない程度に好きにしてもらって構わないと。―――そしてその婚約者は、カーティスの血に連なる娘こそが相応しい。

白羽の矢が立ったのがミレイだった。適度に本家に近い血縁で、養子との年齢差も10歳と、許容範囲ではある。ホド戦争後間もなくミレイの元を訪れた本家からの使者は、養子であるジェイド・カーティスとの婚約を条件に、ミレイの今後を保障すると申し出たのである。

もっとも、これに大人しく頷く彼女ではない。この時点で既に『前世』の記憶を取り戻していたミレイは、どこぞの奥方に収まって大人しく生きていくつもりはさらさらなく、迷う余地すら存在しなかった。子供一人でどう生きていくつもりだと恫喝する本家をよそに、さっさととある伝手を使って、セントビナーの商家に奉公に出てしまったのである。資金を貯めていずれはケセドニアに移り住み、起業でもするつもりである。

しかし軍の名門ということにプライドを持つカーティス家は、当然ながら激怒した。自分たちの申し出を断った挙句、商家の下女に成り下がったような娘に用はない、二度とカーティスを名乗るなとまで言い切った。勘当だ絶縁だと騒ぎ立てるのもミレイにはどうでもよかったし、別に困ることもなかった。

―――そのままほうっておいてくれればよかったと言うのに、どうやら他の(カーティス家縁の)婚約者候補が別の縁談を決めてしまったらしく、数か月前から未練たらしくミレイの元に接触し始めたのだ。彼女にしてみればいい迷惑である。近頃では勤め先にまで圧力を掛け始めたらしく、雇い主がなんとなく含みのある様子をし始めている。揉め事になる前に止めてほしいだの言い出しそうで、ミレイとしても頭が痛い。

持っていた本をぽい、と投げ出して、ミレイは大きく伸びをする。

「………ああもう、いっそキムラスカにでも行っちゃおうかしら」

 そうすればカーティスの横槍からは逃れられると、ミレイはいささか極端なことを言い出した。同じくマルクト軍の監視下で(そうは見えなくても)面倒な思いをしているロイドが、うんうんと頷いている。

「キムラスカかぁ。シェリダンあたりに行っちゃうのもよさそうだよねぇ」

僕も行っちゃおうかな〜などとのんびりと口にするロイドに、ミレイはちろりと視線を向けた。

「………ロイドさん、それって自分の趣味ですよね? 私、別に譜業に興味ないんですけど」

 それ以前にロイドさんと駆け落ちするつもりもないですし、と半目になれば、ロイドも肩を竦める。

「だぁいじょ〜ぶ! 僕だって若者の恋路を邪魔するつもりはないよぉ。………でもさぁ、正直ここってつまんないんだよねぇ。ランスロットもないしぃ?」

「シェリダンに行ったってKMFは造れないと思いますよ? そもそもサクラダイトだってないじゃないですか」

 かつての世界の科学技術とこちらの世界の譜業とでは、その原理や方向性に至るまで、あまりにも違いすぎる。ロイドが執着したランスロットを再現することはおろか、同じようなコンセプトの『機体』を作ることすら容易ではないだろう。

 そうミレイが指摘すれば、ロイドはいつものおどけたような笑いではなく、シニカルな笑みを閃かせた。

「でもさぁ、どうせ難しい研究するなら、ボケ老人の玩具じゃなくて、自分の好きなものやりたいと思わなぁい?」

「ロイドさん………」

 ロイドが言うところの『ボケ老人』が誰を指すのか、ミレイも薄々気付いていた。彼女はロイドが軍人の養子などにされた経緯は知らなかったが、若くしてマルクト屈指の頭脳に数えられている彼が、ミレイ以上のしがらみに縛られていることは想像に難くない。

 しかしかつてのブリタニアで、才能とシュナイゼルの後見あってのこととはいえのらりくらりと世間を渡ってきたロイドを相手に、自分程度で太刀打ちできるとはミレイも考えてはいなかった。そもそもそこまで無遠慮に他人に踏み込むつもりもない。

 興味と気遣いの間で戸惑ったように視線を揺らしたミレイだが、まるでタイミングを計ったかのように、地上へと伸びる梯子の下から、聞きなれた声がする。

「ミレイさーん。もうあいつら帰ったっぽいっすよ〜」

「あー、ほらほらミレイ君、お呼びみたいだよぉ?」

 釈然としないような、すっきりしない気持ちはあったが、尚も自分を呼ぶ声にミレイは慌てて声を張り上げる。

「今行くわ! そこで待っててちょうだい」

 かつての世界で自分とロイドが婚約していたということもあって、声の主―――今生では幼馴染であるリヴァルは、ロイドに対して少しばかりわだかまりがあるらしい。別に鉢合わせしたところで諍いが起こるわけでもないが、だからといって和やかな会話が始まるわけでもなし、さっさと降りていったほうがいい。

 するすると梯子を下っていくミレイにひらひらと手を振って、ロイドはのんびりと起き上がった。

「………」

 眼下には緑に溢れた美しい街並みが見える。豊かで恵まれた土地セントビナー―――そしてマルクトという国。

 平穏で、退屈で―――満たされた国だ。

 だからこそ、ロイドの求めるものはこの国にはない。

 彼が情熱を注ぐに値する物も、彼が膝を折るに値する者も。

「………そろそろ、潮時かなぁ。いい加減鬱陶しいしぃ?」

 現マルクト皇帝が躍起になって研究させている物―――富も名声も得た権力者が最後に辿り着く物など、大抵は同じようなものだ。預言に散々頼りきっていながら、いざ病に掛かって『死』と言う終焉が近づいてくれば、金を積んでは自分が生きながらえるための預言を求め、延命のための譜業を作らせる。

 そんなくだらないことのためには、指先一本ですら動かすのももったいない。

 本格的に亡命の手段でも講じようかと、義父が聞けば卒倒しかねないことを呟いて、ロイドは飄々と歩き出した。




Darkest before the dawn

赤き灯火・1


 

※※※



というわけでセントビナー編です。前回からさらに2年経ってるので、ND2007年。本編開始の11年前ですね。一応年齢設定としてはルルーシュ(次回くらいで登場?)が13歳、リヴァルが同じ年でミレイがその1歳上。ロイドが21歳になってます。


で、ロイドとミレイにはひっそりマルクト側と関連持たせてみました。ミレイの方はあんまり影響はない、かな。ロイドの方は、フリングスさんの義兄で、あと銀髪繋がりでディストの遠縁。なんで養子になってたり「立場が〜」なんて話になってるかは、多分そのうち出てきます。別に皇族云々とかではないですけどね。ジェイド&ピオニー?に対する皮肉というか、まあそういう意味合いです。………うん、意味不明(爆)。
あ、最後の一人のリヴァルは特別な背景はないですよー。彼は一般人っぷりとその人柄が最大の魅力だと思ってます(大真面目)。




………ちなみに、現在生徒会(初期)組でシャーリーだけが出てきてないんですが、実のところどうしようか迷い中です。R2でああいう経緯でああいう死に方してて、生まれ変わっても〜というやり取りをルルーシュとしてた場合、ルルーシュの性格なら絶対シャーリーの好意を拒絶できないですよね。ルルーシュ→シャーリーが恋愛でなくて親愛とか友愛だったとしても。
でも私、ルルシャリは守備範囲外なんですよ………。それがネックになって、出そうか出すまいか悩んでるわけです。いっそ記憶なくて幸せに生きてるところを偶然発見させて、「今幸せならあえて記憶を取り戻させなくても〜」みたいな方向にしてしまおうか………。

、シャーリーのポジションについては無事固まりました。コメントありがとうございましたvv
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