ケセドニアの市街地中心部からやや外れたところに、一つの建設中の建物があった。

外壁部分を布で覆われたその建物は、個人の邸宅というには明らかに広すぎたし、しばらく前には船便で届いた大きな荷物がいくつも運び込まれている。通りすがりの人間や近所の住民にはその中身まで窺い知ることはできなかったが、慎重な扱いから察するに譜業の類だろうと思われた。そんなものをいくつも必要とするなど、一体何の施設ができるのだろうと、住民たちは興味深げに噂し合っている。

 その建物の内部では、作業員たちに混じって10代半ばと思しき少年少女たちが駆けずり回っていた。決して使いっぱしりというわけでなく、むしろ彼らはリストや図面を片手に、様々な指示を飛ばす立場の人間である。

「あ、ストップストップ! それここじゃなくって地下! 右手に階段あるから、そっち回って! 下でそれ待ってる奴いるから!」

 建物の見取り図を片手に作業員と話し込んでいた青い髪の少年―――リヴァルは、大きな包みを床に下ろそうとした運搬の人間たちに慌てて声を掛けた。現場が混乱しないよう、包みに届け先は書いてあるはずなのだが、わかりづらかったらしい。

「リヴァル〜、配管資材の束どこ置いたっけ? 設置に掛かってもらいたいんだけど〜」

 ひょい、と階段の上から顔を出したミレイが、階下のリヴァルに声を掛ける。

「え〜っと、ちょっと待ってくださいよ。あれは確か………」

 見取り図と一緒に手にしていた目録を広げ、パラパラとめくり始めたリヴァルだが、彼が目的のページを見出すよりも早く、地下から上がってきたルルーシュが口を挟む。

「それだったら、嵩張るから外の資材置き場に置いたはずでしょう?」

「あ、そうだっけ。忘れてたわ、ありがと………ていうかルルちゃん、敬語はダメって言ったじゃない」

 礼を言いつつ釘を刺すミレイに、ルルーシュは苦笑交じりに肩を竦める。

「心配しなくても、TPOは弁えてますよ」

 ジョゼットが不在の今、ルルーシュはアディシェスの住民たちの実質的な纏め役となっているし、漆黒の翼(エル・デュ・ノアール)の、そして今後展開する予定のプロジェクトの指導者でもある。一方のミレイは現時点では新参者に過ぎず、『前世』での関係性を持ち出して彼女に対してルルーシュが一歩引くような態度を取ってしまえば、混乱は必至だった。

「ならいいんだけど………でもルルちゃんのことだから、うっかり出そうじゃない? 今だって完全にプライベートなわけじゃないんだし。示しがつかないわよ」

「あー………。お前、イレギュラーに弱いもんな」

 リヴァルは思わず納得、と言いたげな表情で頷いた。それにルルーシュはちろりと半眼を向ける。やべ、と肩を竦めた悪友に、ルルーシュはにやりと唇を吊り上げた。

「つまり、雇い主として、従業員には厳格に接しろということだな? ………というわけでリヴァル、お前減給な。上司にタメ口利いた罰だ」

「うわっ、ひでぇ! 横暴だ!」

「何とでも言え」

 喧々囂々と―――しかし楽しげに―――やりあう二人を見下ろして、ミレイは呆れたようにため息をついた。けれどそのため息も、無意識のうちに苦笑が混じった微笑ましげなものになってしまう。

―――かつて、箱庭の学び舎で見ることのできた光景。

時間も場所も、随分と遠く離れてしまったけれど―――仮初めでも確かに平穏だったあの情景の欠片が、確かにここにはあったから。

そんな感慨を覚えて目を細めていたミレイを、ルルーシュはふっと振り仰いだ。

「………なぁに、ルルちゃん?」

 内心慌てながらも何気ない振りを装ったミレイだったが、ルルーシュはその呼称を聞いて面白そうに目を眇める。

「だったらその呼び名もやめてもらいたいな、ミレイ。示しがつかないだろう?」

 先ほどの言葉尻を捕らえて言い返したルルーシュに、ミレイはあらら、と苦笑した。ルルーシュの敬語もそうだが、確かにルルちゃん呼ばわりもよろしくはない。

「Yes,sir!」

 ミレイはおどけて敬礼の仕草を取った。リヴァルがそれこっちじゃ通じないっすよと、笑いながら片手を振る。

「あのー………、すいやせん、これどこっすか?」

 楽しげに歓談する3人に、運搬業者が恐る恐る声を掛けた。手には一抱えほどもある荷物を持っている。

「あ、すんません。えーと、これは………ああ、そこの隅でいいっすよ。またすぐどかす物なんで」

リヴァルが慌てて指示を出し、それを皮切りにルルーシュもミレイもやりかけの仕事を片付けに散っていった。そろそろ到着する予定のメンバーを迎えに行くため外に向かっていたルルーシュは、出入口に張った布を掻き分けたところで、代わりに出迎えたらしいニーナと鉢合わせする。

「あ、ルルーシュ君、ちょうどよかった。タマラさんたちが到着したんだけど………」

 今回持ち込んだ譜業はニーナと、マルクトから事故死を装って逃亡してルルーシュたちと合流したロイドが図面を引き、シェリダン・め組の協力で組み上げた物だ。シェリダンにはアディシェスの孤児たちのうち数人が留学し、何人かは見習いから下っ端へと昇格するレベルになったようだが、今回のような一点物の精密な譜業の設置やメンテナンスは手に余る。そのため、め組から何人か人を派遣してもらう話になっていたのだ。詳しい話は事前にほとんど詰めてあるが、遠路はるばる着てくれた面々に挨拶もしないのは礼儀に反する。ニーナの背後へと視線をめぐらせたルルーシュは、見覚えのある老女を見つけて頬を緩ませた。

「やあ、やってるようだね。どうだい、調子は?」

 あちらもルルーシュの姿に気がついたらしく、ニッと笑って片手を上げた。―――なぜだか物差しを持っているのは見なかったことにしておく。老いてなお矍鑠とした彼女は、もちろんそれを杖にしているわけではない。作業中にすぐ寸法を測れるよう、あるいは図面を引く時のために持っているのだろうが、ルルーシュが知っている限り、もっぱらそれは暴走しがちな男共への突っ込みに使われていた。イエモンやアストンの禿げ頭に赤い帯状の筋が入っていた場合、大抵タマラが突っ込んだ名残である。最近はロイドの額も守備範囲内だそうだ。

「おかげさまでこちらは順調ですが………よろしかったのですか? シェリダンを留守にして」

 おそらくイエモン辺りが来るだろうと踏んでいたルルーシュは、少しばかり意外そうな顔になった。前述の通り、譜業バカが行き過ぎて暴走しがちな男性陣を引っ叩いて制止できるのは彼女くらいなのである。まして最近はロイドも加わり、時折とんでもない方向へ転がったりもする。行き帰りの行程を考えれば2ヶ月近く掛かる予定なのだが、大丈夫なのだろうか?

 そんなルルーシュの問いに、タマラはやれやれと肩を竦めて見せた。

「それがあのバカ共、ロイ坊と一緒になって暴走しちまってねぇ。倉庫一個、ふっ飛ばしちまったのさ」

「は………そ、それはまた………」

 ルルーシュはあのロイドをロイ坊呼びするご老人方に微妙な顔になり、また予想通りに暴走していることにしくしくと頭痛を覚えて額を押えた。こんな時セシルがいれば、とは思うが、現時点で彼女の消息は定かではない。脳内でロイドのストッパーになりうる人間を検索したが、結局は疲れたように脱力するだけに終わってしまう。

「………ま、そんなわけで今はあいつらお仕置き中なのさ。山ほど仕事押し付けて工房に缶詰しといたよ。あたしが帰ってくるまでに終わってなきゃどうなってるか、ってね。………ああ、ちなみにロイ坊はバダックさんとこで奉仕活動中だよ」

「………なるほど」

 タマラ曰く、イエモンとアストンはなんだかんだと暴走しがちではあるが、ロイドが混じらなければある程度のコントロールは可能な範囲らしい。そのため、ロイドを罰則を兼ねてバダックの下に隔離してきたのだろう。

現在、バダックはキムラスカの目を晦ますため、ほとぼりが冷めるまで隠れ家の纏め役として裏方に回ることになっている。数年前、万が一のことを考えルルーシュたちは隠れ家をメジオラ高原のさらに奥地へと移転しており、整地や開墾などの肉体労働は山とあるはずだ。頭脳派と言えば聞こえはいいが、ルルーシュ同様体力面はからっきしのロイドには、相当な苦行だろう。―――もっとも、創世暦時代の遺跡を利用した造りのため、解析やら発掘やらにかまけて隠れ家生活を満喫する可能性も無きにしも非ずだが。

「それにまあ、せっかくケセドニアに来たんなら、この子らにも色々買ってあげないとね! あのバカ共だと、譜業の玩具でも買い込みそうじゃないか。ノエルは女の子なんだから、可愛い格好したってバチはあたらないさね」

 そう言って振り返った彼女の足元には、5、6歳の男の子と、それよりさらに幼い女の子がちょこんと立っていた。兄の方がギンジ、妹がノエル―――二人ともイエモンの孫である。彼らはめ組の他のご老人方からも実の孫のように可愛がられており、イエモン達にしてみれば、工房に缶詰めにされた挙句に癒しの孫たちも連れ去られ、さぞかし侘しい2ヶ月間になるだろう。

 思わず苦笑が漏れかかったのを堪え、ルルーシュは視線を幼い兄妹へと巡らせる。

「こんにちは」

 屈みこんで目線を合わせて話しかけると、二人はタマラの足に隠れてもじもじとしながら、蚊の鳴くような声でこんにちはと返す。彼らは人見知りな性質というわけではないのだが、がさつで荒っぽい人間の多いシェリダンの技術者に慣れているためか、貴族的な美貌と物腰のルルーシュにはついつい尻込みしてしまうのだろう。

「二人とも、タマラさんと一緒に来たのかい?」

 そんな兄妹の心情を理解していたわけではないが、なんだかんだと子供に甘いルルーシュは、もじもじと恥ずかしがる二人に微笑みながら問いかけた。その問いかけに、頬を―――なぜか―――リンゴのように赤くしたギンジが必死に返答する。

「あっあの、おおお父さんとお母さんも! ………い、いいい一緒に、来て………ます!」

 どもりながらギンジがそう返せば、ルルーシュはそういえば、と目を瞬かせた。ギンジたちの父、つまりイエモンの息子である青年もめ組に所属する技術者であり、今回派遣される人員の名簿に名前が載っていた。母親の方は技術者ではなかったはずだが、宿舎で家事をする者を数名同行させると聞いていたから、そのうちの一人なのだろう。両親ともに2ヶ月いなくなるとなれば、幼い彼らも同行させたことも理解できる。

「ケセドニアは色々珍しい屋台も出ているから、そのうちお母さんに連れてってもらうといい。お父さんはお仕事で難しいかもしれないけどね。何だったら、スザクやユフィに案内してもらうといいよ」

リヴァルやミレイは建設中の施設の運営に今後関わっていくため基本的には抜けられないが、スザクたちは既にギルドメンバーとして活動しており、直接的にはこちらと関わり合いにはならない。今も通常通りギルドの依頼をこなしている。その彼らなら、待機中に子供たちの相手をすることも出来るだろう。

そう思って二人の名前を出したのだが、ギンジは何やら物言いたげに視線を彷徨わせていた。目線を合わせて優しく問いかければ、彼は精一杯の勇気を振り絞った体で口を開く。

「………ル、ルルーチュ………あれ、えと、ルルーシュさんは、いいい一緒には………」

 来れませんかと、耳まで真っ赤にして懇願する様子に、ルルーシュは不思議そうに首を傾げた。ギンジの様子にさすがに不審を覚えつつ、頭の中で予定を整理して、半日くらいなら付き合えそうだと結論を出した。それを告げれば、ギンジはぱっと顔を明るくする。

「おおおおおおいら、楽しみにしてます!」

「? あ、ああ、ありがとう?」

 疑問符を一杯に浮かべたルルーシュを尻目に、ギンジは妹を急かして母親がいると思しき一団の下へと走り去っていった。それをによによと眺めながら、タマラがぼそりと呟く。

「マセた子だねぇ、ギンジも。見る目があるんだかないんだか………面食いなのは確実かね」

「は?」

「いいや、なんでもないよ。ただの年よりの独り言さ」

「はあ………」

 何とも釈然としない心もちで、ルルーシュは相槌を打った。―――彼がギンジの不審な言動の真相を知るのはこの2年後、実に早熟だったギンジ(7歳)が『初恋の人』に花を手にして告白した時のことである。ちなみにうっかりギンジの前で大爆笑したイエモンは、必死で笑いを堪えたタマラに物差しビンタを食らい、息子の嫁からは1ヶ月間嫌いな食べ物のフルコースを御馳走されたそうである。

「ま、それはともかく、とっとと作業に掛かるかね。あたしらとあんたたちの夢のお城が、手ぐすね引いて待ってるよ」

「お城の前の土台ですがね」

 タマラの言葉に苦笑しながら訂正を入れつつ、ルルーシュは布に覆われた建物へと目を向ける。

 ラーデシア大陸の独立。

空手で臨むには余りにも遠すぎる目的だった。武力も権力も、財力もない彼ら―――だからこそ、一見何の関係もなさそうなこれは、そのための布石の一つとなる。

 それを完成させるべく、ウキウキと歩き出したタマラを追って、ルルーシュも足を踏み出した。

 

 

 

   ※※※

 

 

 

 ND2008年、ケセドニア市街の中心部の外れに、一つのホテルがオープンする。

 中心からやや外れた立地ということで地価も安く、比較的広く間取りの取られたそのホテルは、一見したところ何の変哲もない宿屋のように見受けられた。ケテルブルクにあるような高級ホテルというわけでもなく、また他に一目でわかるような特色があるわけでもない。外観は確かに趣のある、落ち着いた造りになっていたが、けれどそれだけでは集客力としては弱く、すぐに人々の関心は薄れていくだろうと同業者たちは噂した。―――あくまでオープン前に限ってのことだったが。

 オープンの一週間ほど前に、併設された二階建ての建物が一般開放されることとなった。ケセドニアのメインストリートで配られたチラシでそれを知った人々は、我が目を疑ったことだろう。

 プレオープンの日、ホテルの前には長蛇の列が形成された。それもそのはず―――海に囲まれろくな川もなく、近隣で仕入れた水を行商することが職業として存在するこのケセドニアにあって、このホテルでは潤沢な水を調達し、シャワーやバスタブを備えた浴室を用意していたのである。先行で一般開放されるという併設された建物は、安価で利用できる公衆浴場だった。チラシによれば、ホテルのオープンまでの1週間に限り無料で利用可能とあり、事の真偽を確かめるべく大勢の人々が詰めかけたのである。

 長蛇の列に並んだ人々は数時間の待ち時間の末、ケセドニアではおよそ縁のなかった、一杯にお湯が張られた大浴場に足を踏み入れることとなった。男女に別れた浴場では入ってすぐのシャワー室で身体の汚れを落とした後、ワンピース型のタオルを纏ったまま湯船に浸かる形になっている。ケテルブルクの高級ホテルにはスパなどもあるが、このような公衆浴場はオールドラントでは一般的でないため、他人と一緒に風呂に入ることに対する配慮だろう。チラシや従業員の説明によれば、ホテルはこの大浴場を使用するか、追加料金を支払うことで個室の浴室つきの部屋を選択することができるシステムなのだそうだ。

 これらを可能にしたのが、ケセドニアの周囲に広がる海から海水を取り入れ、真水に変える大型の譜業だった。浴場で使用した後の水は、ポンプを通って浄水処理を終えた後、再び海へと戻されるようになっている。またこの建物は1階が受付のあるフロア、2階が浴場となっており、1階では受付の他には軽食や焼き立てのパンなどを販売する売店が、そして衣類を洗うための譜業など、これまで見たこともないような譜業も利用できるようになっていた。

これらの譜業の評判はケセドニアの富豪たちのみならず、ケセドニアにある両国の領事館、教団の支部へも届き、同様の譜業を導入したいとの依頼が舞い込むようになった。商談の結果、納品されたのはホテルにある物より小型で浄水能力が劣る譜業だったが、ホテルのような大規模な使い方でなければ十分に実用に耐えうる性能を有していた。またアスターは自身の邸宅に導入する際、商人ギルドを動かし予算を計上して、ケセドニアの市民向けに飲料水を供給するための浄水施設を建設している。

 この譜業の開発元はシェリダンではなく、シェリダンで学んだ後に独立した『キャメロット』という技術者集団だった。代表者はニーナ・アインシュタインという女性とのことだったが、キャメロットは外部との交渉を一切持つことはなく、それらは全てランペルージ商会という事業者を介すようになっている。

 1、2年も経てば噂が噂を呼び、ランペルージ商会へはバチカルやグランコクマの貴族からも依頼が入るようになっていた。公衆浴場に設置していた洗濯用の譜業などにも大量のリネンを使用するホテルなどの業者から注文が殺到し、ランペルージ商会は顧客のニーズに合った譜業を受注生産するようになる。

―――そして数年の後、ランペルージ商会は定番化したいくつかの譜業の注文に対応するため、ケセドニアの郊外に譜業の組立工場を建設する。これらはあくまでシェリダン産の部品を組み合わせる工場であり、一通りの講習を受ければ必要な知識が身に付くため、ホド戦争によって職や家を失った難民たちの雇用対策にも繋がり、ケセドニアの治安は大いに向上した。すでに譜業の受注販売で多大な利益を上げていたランペルージ商会は、これらの功績を認められ、ケセドニアを運営する商人ギルド幹部へと名を連ねることになる。

この任免の席で初めて公の場に姿を現したのは、まだ10代も半ばと思しき美貌の少年だった。

 ルルーシュ・ランペルージ―――後に、オールドラントに広く名を知らしめることになる少年である。

ランペルージ商会の隆盛を羨み、あるいは妬む者は数多くいたが、その富も人脈も、全てはいずれ訪れる『その時』のためのものであるなど、人々は予想だにしなかったことだろう。莫大な利益の一部が巧妙に隠され、いずこかへと送られていくことも、部品や材料の調達のためと称してケセドニアとシェリダンの間を頻繁に運航する専用船の中に、譜業と関わりのない物資や食糧が大量に積み込まれ、人知れず消えていくことも。

 全て、その幼い指揮者の手繰る先にあったことを、後の為政者たちは驚愕と共に思い知ることとなる。




Darkest before the dawn

赤き灯火・5




※※※



これでセントビナー編は終わりです。後半は例によってケセドニアになっちゃいましたが。

で、ギルドで実働部隊の一部の基礎を作ったり情報収集だのをしたりしつつ、資金源と物資の動きの隠れ蓑として商売を始めてみたと。まあ先立つ物がなけりゃどうにもなりませんしね。そのうち髭の下にスパイがわんさか状態になったら、髭がちょろまかした神託の盾の金を、さらにピンはねしてみたりもするのではないかと思います。
ギルドは偽名&表には出ないで通しますが、こっちではルルーシュが色々飛び回るので本名出してます。それでも万が一アディシェスとの繋がりがバレると拙いので、名字は変えてますけどね。ルルーシュの母親はセシル家の人間なんで、絶対辿れないというわけではないですし。同じく、地元ではそれなりに名士だったニーナのところも、名字は変えたというわけです。
ところでルルーシュとニーナのオールドラントの名字、ネットで人名検索みたいなのを見ながら響きがそれなりにしっくりくるのを〜という感じで選んだんですが、最近ニーナがなんでウィリアムズだったのか気づいてしまいました。………ニーナ・ウィリアムズって鉄拳のキャラですよね。昔姉が持ってたんで、プレイした事あるんですよ………。


でもってタマラさん書くのが意外に楽しくて調子に乗ってるうち、予定外にギンノエ兄妹も出してしまいました。彼らの公式での年齢がよくわかんないのですが、アッシュに一応敬語?っぽい感じなので(性格的なものもありそうですが)一応ギンジがアッシュより年下で16歳、ノエルが14歳と仮定してます。なのでこの話だとギンジ5歳、ノエル3歳かな。シェリダンと仲良しなのでノエルの初恋がルルーシュで〜とかこっそり妄想してたんですけど、それよりギンジの初恋がルルーシュだった方が楽しかったのでついつい手が滑りました。ギンジ7歳のプロポーズは延々ネタにされて遊ばれるといいと思います(鬼)。





そして今気づいたんですが、タイトル結局意味不明なままになってました………。ホテル名を赤の灯火亭とかにしようか思ってたんですよね。ランペルージがフランス語で赤い灯火とか、そういうような意味合いだったそうなので。でもイメージ的にそれなりに上品な感じのホテルだし、普通にホテル・ランペルージの方がよさそうだなぁ………。
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